機能に裏打ちされた、遊び心。
これは長い付き合いになりそうだ。



ダイバーズウォッチに由来する精悍なデザインであり、かつチャーミングなオレンジのダイヤルが、控えめなサイズ感で、手元からチラッと見えてくる。ちょっとドキッとするような、そんなスタイリングは遊び心があってなんだか楽しい。そしてその楽しさは、海の中でもすぐに時間を認識するために必要とされる視認性の良さという機能が根っこにある。
スタイルを考えると、こんなところが面白いと思うのですが、このスペシャルウォッチ「SEIKO 5 SPORTS × POPEYE SKX " Orange Boy" editon」は〈SEIKO〉もポパイも熱意を込めただけあって、いろいろと語れてしまいます。
ここで1冊、〈SEIKO〉の昔のカタログを取り出してみます。
これは、1982年のカタログです。
それも、海外販売用のもの。日本国内には流通しなかったモデルも多く含まれています。
SEIKO本社に保管されていたこの古いカタログを引っ張り出して、目を引かれたのが、モデルが見ているページの右上にある一本。
「Cal. 4205」というダイバーズウォッチのモデルの中の、38mm径・ボーイズサイズの「オレンジボーイ」。これがまさに、今回のコラボウォッチの原型で、〈SEIKO〉の中で「フォースダイバー」と呼ばれるモデルのボーイズサイズ、しかも海外のみの展開で、ほんの少しの期間しか販売されなかったもの、とのこと。
POPEYEにも時計好きがいて、「これはヴィンテージで探しても本当になかなか出てこないヤツで……」と言っていました。その復刻みたいなもの、なんていうウンチクもあります。

この写真は、ヴィンテージの「オレンジボーイ」と、今回の時計を並べてみたもの。
中央が「SEIKO 5 SPORTS × POPEYE SKX " Orange Boy" editon」。38mm径。
左は1978年のヴィンテージで、今回のモデル「SKX」の始祖。42.5mm径。
右は1996年に誕生した「SKX」の初期のモデル。42.5mm径。
ダイヤルのデザインの違い、ベゼルのカラーリングの違いも、こうして並べるとわかってきて面白いですね。
サイズ感も、ダイバーズウォッチのベーシックである42.5mm径と、ボーイズサイズの38mm径だとこんな感じ。この物撮りだと「確かに違うかも」くらいの印象しかないかもしれないけれど、腕に巻くとこの数ミリの違いが歴然としてくるわけです。
そして、今回の「オレンシボーイ」は、このオレンジのカラーリングもポイント。エイジング調のルミブライト(光を吸収して暗闇で発光する、SEIKOが独自に展開する夜光塗料)もあいまって、1980年代の雰囲気を捉えたヴィンテージ感のある風合いになったと思います。
さらに詳しい制作秘話・コンセプトは、POPEYE Webのこちらの記事でぜひどうぞ。
「〈SEIKO〉とポパイが一緒に作った “オレンジボーイ” 制作秘話。」

*実際の製品では、製造上の理由により、裏ぶたの向きがランダムになります。
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