雑誌でもWebでもないPOPEYEの連載「POPEYE Onsen Towel」。『POPEYE ONLINE STORE』がオープンするときに発売される温泉タオルを表現の場として、片袖にはPOPEYEロゴを、そしてもう片袖には2コマ漫画のようなイラストを。このイラストを、世界中のいろいろなイラストレーターにお願いしていきます。第2回は、NYを拠点に活躍するElijah Andersonです。
Profile
Elijah Anderson
イライジャ・アンダーソン|フロリダ州サラソタ生まれで、現在はNY・ブルックリン在住。幼少期からスケートボード、サーフィン、グラフィティ、音楽に熱中し、独学でイラストレーター・アーティストとしてキャリアを積む。adidas、BAR PART TIME、BOOK WORKS、LITE YEAR、NEW BALANCE、NEW YORK MAGAZINE、SATURDAYS、POPEYEなど、活躍の場を広げている。
Instagram: @spacehose
2021年11月号「コーヒーと旅の話。」では、イライジャに表紙を描いてもらいました。いろいろな提案をしてくれて、アイデアのある人だなという印象が強いです。人物はもちろん、何かを擬人化させるイラストにワクワクさせられます。
POPEYEがイライジャに初めてイラストをお願いしたのがこの号。2020年8月号「SUMMER READING 2020 ポパイの読書案内。」でした。特集のスタートとなる扉絵と、 さらに「黒人の人権問題についてのリーディングリストを提案したいんだけど」と申し出てくれて、当時のNYの状況をリポートしつつブックリストも出してくれました。
扉絵は3案描いてくれて、その中の1つが実際に扉絵になり、もう1つがTシャツに。200枚限定で販売した「SUMMER READING T-shirt」です。これがPOPEYE初のECだったわけで。今も大事に着てくれている人がいたら嬉しいです。
NYのストリート・シーンで信頼を勝ち得て、ビッグクライアントとの仕事も増えつつ、アートブックフェアへの参加やアートピースの制作にも精力的。今回はもうベタベタに「日本の銭湯」「日本の温泉」を愉快に描いてくれましたね。サメ(?)がいる銭湯とか、覗かれてる露天風呂とか。この連載のプリントの色は、毎回ネイビーにしようかと思いましたがやめて、それぞれのイラストレーターの作品のテイストによって決めていこうと思います。今回のイライジャは、ネイビーよりもう少し淡く爽やかさのあるブルー。今回も変わらず、ふくろう印のタグにPOPEYE ONLINE STOREのオリジナルネームタグを添えています。